今日の戯言

「一番最初」とか「白い白馬」とか「被害を被る」とか、同じ意味の語句を続けてしまう『重複表現』は、良くない日本語の使われ方として注意の対象になりますけれども、正直云いたい事さえちゃんと伝われば、それはそれで良いんじゃねーかなぁと思うんすよね個人的には。細かいこと云い始めたら限が無いですからねホント。例えばサハラ砂漠のサハラは“砂漠” フラダンスのフラは“ダンス” 雪崩式アバランシュホールドのアバランシュは“雪崩”って意味だから呼称自体ですでに重複してるし、某国営放送のアナウンサーだって、スポーツ中継で「断トツでトップに立ちました」とか平気で云う事ありますし、味噌汁の事を“御御御付け”ってゆーのも、MAX敬語ですけど云っちゃえば重複し過ぎですわよね(御実+御付けとして、具のたくさん入った汁物=豚汁、けんちん汁等の事を指すって説もありますが、それにしたって重複してますわよね) うん、こうなったらもう、細かい事をグダグダ云われる前に、間に何か挟むとかしてテンションで押し切るのも一つの手ですわね。「ここ数日の力仕事の所為で、腰痛がめっちょ痛いねん」「おい、腰痛って言葉の中に痛いっていう意味が……」「めっちょ痛いねん! 元々腰痛だったところに追い打ちでダメージで痛いねん! めっちょ!」「だから腰……」「めっちょ腰痛が痛すぎるねん! ちなみにこの“めっちょ”って、数年前あすみんが某ラジオで“めっちゃ”って云うところを噛んじゃったんだけど、そのまま押し切ったのが好きだったから私も使用してるのだよ!」「最後、みのりんじゃね?」 それはともかく『スマイルプリキュア!』第1話 「誕生! 笑顔まんてんキュアハッピー!!」 感想。


星空みゆきは、絵本大好き! メルヘン大好き! ハッピーなことが大好きな14さいのおんなのこ。きょうは、七色ヶ丘(なないろがおか)へひっこしてきてはじめて中学校にいく日。ドキドキ、ワクワクしながら、みゆきがかよう、七色ヶ丘中学校へむかっていると、アレレ!? とつぜん、空からなにかがとんできた! 鳥? いや・・本?! しかも、その本の中からなにかがとびだしてきた! びっくりしたけど…でもとってもかわいい! とびだしてきたのは、メルヘンランドのようせいキャンディ。メルヘンがだいすきなみゆきはおおよろこび! なんてステキなであい! でも、みゆきがよろこんでいるうちに、キャンディはどこかへきえてしまったわ。ほうかご、みゆきは、学校のなかをたんけん! すると、またまたフシギなことが…! としょしつで本が光ってる! ちかづいてよくみていると、いきなりその光にすいこまれてしまったの! …気づけば、たくさんの本がならぶ、フシギなせかいにまよいこんでいたわ。ココはどこ!? そのとき、たくさんの本のむこうからキャンディの声が…!(朝日放送公式HPより)


……ってな内容でございましたが、うん、いや何すかね、すんごい期待が出来そうな第一話じゃなかったっすか? もうシリーズも9年目ですから、目新しい事はあらかたやり尽くして、そろそろマンネリの中で出来る事をやるみたいな感じになってくんちゃうかな〜と思ったり思わなかったりしていた視聴前の私でしたけれども、うん、何だろう。今までやらなかった隙間を付いてくるんじゃなくて、歴代の良いところを寄せ集めた感じってゆーか、非常に「判ってる人が作った」ような、すごい濃い第一話だったように思いますわ。『スイプリ』のカーテンコールからの『スマプリ』お披露目舞台的な、頭に全員集合の変身バンクを持ってきたのもすごい良かったですし、さらっとですけどメンバー全員の自己紹介もちゃんと入れましたし(つーかやっぱり、あの黄色い子はイカキュアとかキュアゲソとか呼ばれたりするのかしらW でもカワイイよね、あざといけど)、敵のウルフルンも何かどっかで見たようなデザインWでしたけど、中々シンプルでカッコ良かったですわね。最初に現れる敵にしては中々空気読んでたし。あと技不発の理由が下手にプリキュアの資格云々やるよりか、「くっ、ガッツが足りない…」ってのも分かり易くて良かったように思いますわ。狼相手にハッピーシャワー。うん、早速薄い本のネタになりそうな感じよね さて、次回はりんちゃん登場か……って小ネタで締めようと思ったんすけど、最初は何か5人登場してくるし『YP5』に近い感じかなぁとか思ってたんすけど、どっちかっつーと『ハトプリ』の方に空気は似てるような気が。あとみゆきの「夢か〜、はっぷっぷ〜」ってゆーシーンは、やっぱどれみの「ぷっぷのぷー」のオマージュかしら。