今日の戯言

ハートキャッチプリキュア!』第31話 「悲しみの正体!! それは、ゆりさんの妖精でした…」 感想。サソリーナさんフェードインの巻。若しくは「今度は負けないぞ!」って、ダメガネのくせに爽やか過ぎるアルの巻。今回のゲストは、常に学年トップの成績を誇る我らがゆりさんの後塵を拝す、“万年2位”こと玉ねぎヘアーの才谷くんでしたけれども、確かに「偏執・諦念を振り払って新しい自分に」とゆーテーマの元での登場ですから、ともすればもっとドロドロとした展開が考えられる設定でも、前向きな部分に特化する(その為に悪友2人が居たんでしょうけど)のは子供向けアニメとして当然なんすけども、でも何かホントにさっぱりし過ぎで、デザトリアン化させる前にも色々動かせたんじゃないかと、個人的には“勿体無いキャラ”だなあって感じも若干致すところでございますよ。それと便座カバー。でまぁ今回のお話は、過去に妖精を失ったショックから未だ抜け出せないゆりさんが、己の思う“信頼関係”とはまた違う、後輩プリキュアたちとその妖精の関係を目の当たりにして、「新しい自分」を薄くだけれども模索し始めるってな感じの内容でしたが、つーかアレよね。ゆりさんの信念って「弱者は皆、私が守る」ってな気がするんすよね。口ではパートナーとは云っていても「自分が居るから大丈夫」と、あえて悪く云うなら「そのつもりは無くても少々周りを侮っている」って感が否めないわけでございますよ。何つーか『とある魔術〜』の(以前の)神裂さんに近い感じですかしらね。最近の望む望まざるは別にしての共闘において、のぞみやえりかっちに対し「何故(以前の)自分の様に戦えないのか」と、客観的が故のもどかしさもあったでしょうけど、今回の“守るべき立場であるはず”の妖精たちが「プリキュアを守るでしゅ!」と、一緒になって戦おうとゆー姿をこれまた“客観的”に見たことによって、ゆりさんの中で信念そのものとまでは云いませんけど、確実に何かが揺れたんでございませうな。さて、来週からはそのゆりさんがいよいよ4人目に?!的な話に突入する感じですけど、どんな風にゆりさんが過去の自分と決着を付けるのか、薄く期待でございますわ。あとはまぁ……アレかな。光の後遺症が残るサソリーナさんが仙人掌の花を手に、「花ってこんなにきれいだったっけ?」と呟くところが結構印象的でございました。うん、『ガッチャマン』のゲルサドラさんを思い出してしまった事は…まぁ大抵の人は解らないだろうから、内緒じゃなくても良いですw