今日の感想

青い話。まぁ何すかね。祐巳すけもそうでしたけど、瞳子白薔薇さんちにはお世話になってまさぁね。何となくですけど、志摩子さんが瞳子を見る目ってのは、聖さま祐巳すけに対してのそれと似てるような気がしますわ。つーか白薔薇さまは代々“極まっている”人が多いなあ。乃梨子にしたって、あの花寺の合戦・リリアンの陣で櫓に群がってくる花寺生徒たちを見て一様に引いている山百合会面々の中で、唯一余裕を持った風にくすりと笑ってましたからね(アニメ版) 言葉はアレですけど「男慣れ」しているって点では山百合会随一ですわよねえ。さてまぁ、「妹は支え」「姉は包み込んで守るもの」という瞳子乃梨子の会話を「蓉子が言いそうな事」「青い」とニヤニヤしながら聞いていた聖さまですけど、「やっぱり言葉にしなきゃダメなんかなあ」ってゆー感もあったんじゃないすかね。まぁ聖さまの場合は言葉にしなくても通じる姉と妹を持ってましたから、自然とそこら辺はクリアしてたんでしょうけど、「とどのつまり、姉妹なんてものはどうにかなるんだよ」と余裕に構えられずに、「今、姉のために出来る事は」と黄色く囀る青い紅と白の後輩たちを見て、祐巳の事を思い出したりなんかしつつ、「おまえらもごんギツネか」と懐かしい溜息を吐いた。何かそんな気が致しますわ。

僕の見る夢は秘密だよ。誰にも言わない秘密だよ。紅いマントひらひらな話。まぁ黒のリボンなんすけどね。さて、この感想を書く前に「卒業前“小計”でも合ってる様な気がする」てな事を書きましたが、この章で色々とその小計がまとまりますわね。そして今までも散々すれ違って来た祐巳と祥子のリフレインでもございますね。まぁ「気持ちはぶれません」ってゆー“総計”が出て次巻に続くわけでございます。あのリボンを“片手だけつないで”になぞらえるのは早計かしらね。キーワードは「きっと」

端的な感想を全体的な感想に代えて。「瞳子はもっとワガママを言ってほしい」「あと笙子も」「真美も」「由乃んはワガママを控える事は無い」「あと祥子さまも」「三奈子も」「次の巻に令の出番はあるのか?」「あと江利子さまも」「桂さんも」