今日の感想

蔦子さんの話。個人的にはまずイラストにやられましたw 可愛すぎるピースの真美さんと、カメラを向けられて即座にこんな表情が出るなんてそりゃ由乃んに怒られるわって感じの令さまの、ツーショ写真がGJでございます。さて「先輩に嫌われているからなぁ」と心中ごちる蔦子さんでございますけれども、実際のところは「可愛くない」と言われていただけなのねってな感じが致しましたわ。うん、祐巳瞳子に「嫌われていた」わけじゃなかったわけだし、過干渉はアレだけど、やっぱコミュニケーションは大事なのさねえ。まぁ最後の最後で、ずっと“可愛がりたかった”先輩たちにギャフンと言わされた蔦子さんですけど、学園祭では撮られた写真を「多面体パネルに張る」とか「証明写真サイズにする」ぐらいのお返しはしてほしいところでございますねー。ホントにそのまま8枚並べて飾ったら、それこそ先輩たちに失礼ですしねー。

菓子パンのお話。いわゆる「山百合会以外の生徒」を扱うお話としては、読者の“思い込み”を利用した話が多いような気がするんすけども、今回はそーゆー捻りは無しで普通に素敵なお話でございましたな。「リリアンにはこーゆー関係もある」とゆー話を、9編のお話の中の真ん中に持ってくるってのが良いですわよね。個人的には絵の中の藻音の首に何かぶら下がっているの希望。

「貴方も去年同じ思いをしたんじゃないのか」と小一時間祐巳を問い詰めたくなる話。若しくは紅薔薇の妹のつぼみが2年連続白薔薇さまにお世話になる話。又はまぁ仕方ないのは分かるんだけども、祐巳も少しは瞳子をかまったれようとゆーお話。以上。

由乃んはやっぱり由乃んな話。「妹は支え」の言葉にやきもきしている由乃んと、「姉のために何かをしてあげたいのに」に対する答えを実はちゃんともらっている聖さまの、剛速球と変化球のいやんなキャッチボール。「ちゃんと投げろ」「ちゃんと受け取れ」 まぁ結局ピッチャーの聖さまは、バッターの2人に打てる球を放ってくれたわけですけど、その変化球を祐巳は勘で打ち返したのに対し、由乃んはストライクゾーンに入ってきたところを見逃さなかったって感じっすかね。つーかこの話を読んだ時、去年のこの時期一番やきもきしたのは、実は令だったんじゃないかって気がしましたわw 姉があーだし、妹がこーだからなあ。

何気に山百合会全員に可愛がられている瞳子のお話以降の感想はまた後日。