エイプリル・フールでございまするな。まぁその起源には諸説こもごもございまして、日本ではパチンコに負けたのをごまかす言い訳に「スリにあった」とゆー嘘をついたのが始まり、とも言われてますが、パチンコが出来るよりも前に、エイプリル・フールの風習はあったようで、どうやらこの話自体嘘とかゆー話でございます。でまぁ、色々調べてみますと、インドでの悟りの修行は春分から3月末まで行われていましたが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄節」と呼んでからかったことに由来するとゆー説もありますし、1564年にフランスのシャルル9世が、それまでの3月25日を新年として4月1日まで春の祭りを行っていた風習を廃止し、1月1日を新年とする暦を採用した事から、これに反発した人々が4月1日を「嘘の新年」とし、馬鹿騒ぎをはじめたのが始まりとゆー説もございます。まぁどの話も後に付け足された部分も多いようで、今ひとつ「これだ」とゆー決め手のない説なのでございますが、“春分”とゆーのが一つのキーワードになってございますな。でまぁ、今のところ最も有力とされる説も、やはりこの春分に絡んだ話なのですが、18世紀初頭にイタリアのとある貴族が、病弱で寝たきりの生活だった娘を少しでも楽しまそうと、日本で言う花見のような催しを企画したらしいのですが、その数日前、庭園の花木が暴風雨の為に滅茶苦茶になってしまい、とても催しを開けるような状態では無くなってしまったのですな。落胆する貴族とその娘さんを見て、どうにか出来ないか、と使用人たちが考えた末に思いついたのが、「屋敷を囲む塀に、皆で色とりどりな花木の絵を描く」とゆー方法だったわけなのですね。そして描きあがった花木の絵は、とても上手といえるものではなかったそうですが、それを見た貴族と娘さんは、「こんな素敵な風景は見た事が無い」と絵の花木を見てとても喜んだ……とゆーのが、エイプリル・フールの始まりなんだそうです。まぁあのO・ヘンリーの「最後の一葉」に似たような話ではございますけどね。

今日はエイプリル・フールでございまするな。うん、要は今の話、全部嘘です(笑)