インプットとアウトプットのお話。簡潔に言うと、物語の「受け手」と「書き手」とゆー事。うん、前回のアウトプットから早2ヶ月強。そろそろマリみてSSを書こう、書きたい、むしろ書かせてな状態に気分が盛り上がって参りましたので、そのアウトプットの為のインプット作業に勤しむ感じなのでございますよ。

まぁアレですわね。インプットとか横文字でそれらしく表現しましたけど、要は「感化される何か」を求めるわけでございますよ。ああ、これは面白いな楽しいな。私ならこの後はこーゆー展開を臨むな。観賞後に色々想像が膨らむ何かを得たいのですわね。アニメやドラマ、映画などを観た後に、自分をその物語の舞台に上げて「取りたいアクション」を想像する。小説やマンガを読んだ後に、お気に入りのキャラに“自分の想い”を語ってもらい、順風満帆にカタルシスをも伴って動いてもらう。物語以上の物語を自分の中に取り込む。だから「インプット」なわけですが、まぁやはり“マリみてSS”を書く為にするインプットは“マリみてSS”が一番良いので、久しく覗いていなかった「マリみてSSリンク」さんを訪れたわけなのでございますよ。これは“お伊勢さん参り”や“こんぴらふねふね”に良く似た心境なのかもしれませんわ。そして、数多あるSSに触れさせてもらって毎回思う事なんですけれども、個人的に「うぅむむ、名作ですなあ」としみじみ感じ入るのは、黄薔薇さんちのお話が多いんすよね。特に令を“激情型”に据えているSSは、既存のマリみての世界へのアプローチに、それぞれの書き手さんの心情が濃く出る感じが致しますのですよ。もちろん、紅薔薇白薔薇も、新聞部もオリキャラも、書き手さんによって文の匂いが変わってきますけど、そのマリみて世界へのアプローチ、「デフォルトへの添い方」がやっぱり限られてきちゃうんですよね。打破の仕方は色々あるでしょうけれども、やはり「前提な設定」に縛られるキャラ相関とストーリー展開ですからね。それを嫌って「椿組」とゆー未開のカテゴリでごそごそやってる最近の私なんですけども(まぁ敦子さんと美幸さんとゆーキャラに惚れているってのが前提ではございますが)、色物とか物好きとかオフィシャル揶揄wされる“黄薔薇さんち”とは言え、逆に言えばそれだけ濃いキャラを扱わなければいけない物語を、「なんぼのもんじゃい」と書ききってしまう黄薔薇ライターさんたちには、素直に感服する次第なのでございますよ。んでまぁこの際ぶっちゃけてしまいますけど、発表した拙SSのいくつかは、その「令の激情」に触れてインプットしたものを、瞳子や可南子、三奈子などに“暴走”と名を変えてアウトプットしたのもございますのですよ。ここ何作かは一応自分の中でこなした物語を書いているつもりなのですけれども、やっぱりこの「黄薔薇インプット」→「他の属性アウトプット」な形の方が、矛盾しているかもしれませんけど「私らしい話」を書けるような気も致しますわ。まぁ……こんなグダグダ考える必要も無いとは思うんすけどね。SSってのは「好きなことを、好きなように」の略だと思ってますし、ぐちゃぐちゃ書き殴って「わはは、バカだ私」と楽しめて、読んでくれた方にも「わはは、バカだコイツ」と思ってもらえれば、それで満足でございまするなあ。てなわけで、おそろしく長い前フリでございましたが、次は黄薔薇さんちのSSを書こうと計画してます。考えてみたら、よしのんと令絡みのSSって一本しか書いてないのよね。それも一番気に入っていない出来だしなあ。ここらでガツンとした黄薔薇さんちの話を書いてみたい所存でございますよ。「黄薔薇インプット」→「黄薔薇アウトプット」でございますわ。さて、も一度黄薔薇さんちのSSを読んでこやう。