金縛り

金縛りに遭ったのですよ(挨拶)

ま、金縛りに遭ったのは、今回が初めてというわけではないのですがね。5、6回は経験している事なんですけれども、しかし今回の金縛りは一味違う感じだったのですよ?

ま、最初に遭った金縛りは、夜寝ていると、顔を誰かに触られたような気がして目を覚ましたのですね。その時はてっきりハエが顔に留まっているのと思い、眠さとも相まって心中でかなりの悪態ついたんですけど、その瞬間、ぱしん、と顔を叩かれるような感覚と共に金縛りに遭ったのですよ。何か「このやろー」的な感情を感じましたね。誰も居ない空間から。うん、悪態ついたのは悪かったけど、叩く事無いと思います。それが、最初の体験で・・・

ソファーでうたた寝していた時にも遭いましたね。窓の外で誰かうめいていたのが怖かったですけど、その時は夢うつつの状態だったんで、もしかしたら夢だったのかもしれません。一番怖かったのは、一人暮らししている時に遭ったもので、その時は一晩に10回ぐらい遭いましたね。で、7回目だか8回目だかの金縛りの時、いいかげんうんざりしていた私の耳元で、「そんな事してていいの?」と言われたのですよ。それも良く知ってる友人の声で。でまぁこの話のオチは、翌日その友人(女性)に会った時、「課題やんないで寝たでしょ?」とか、まー・・・その手のビデオの隠し場所(笑)とか、つぶさに語られたんですね。見てたらしいんですよ。その友人は偶に幽体離脱するそうで、その日抜けたついでに、私の様子を観察してたらしいんですな。うん、私は勝手に覗かれていた事を怒る前にこう思いました。アレがバレなくて良かった。最後の砦は守り通した、と。多分、見たら引くよ・・・(『げんしけん』より) ああ、怖かった(違う意味で)

でまぁその他にも、足の親指を誰か(感じ的に子供)に噛まれたり、部屋の中を誰かに歩き回られたり(浮いてたけど)、色々なバージョンの金縛りに遭ってきてはいるのですが、昨夜のアレは本当に怖かったですね。

誰か立ってるんですよ。私の胸の上に。

はっきりいって、呼吸が辛いです。しかもその誰かは徐々にしゃがみ込んできて、布団ごと、ぐわばっ、と抱きついてきたのですよ。幸いと言うか、金縛りはその抱きつかれている部分だけで、つまり太ももの半分より下は、わずかに動かす事が出来たので、「おりゃあ」と渾身の力で足首を動かして、で、動いた瞬間にようやく金縛りが解けたのです。いや何か、向こうはどんな気でいたのか知りませんけど(脳裏に浮かんだイメージは・・・やはり子供。誰か居るのかしら?)、いや死ぬかと思いましたよ?