拙マリみてSSにおいて

マリみてSSにおいて、まだ登場させていない主要キャラが2人居る。前・紅薔薇さま黄薔薇さまこと、蓉子と江利子である。ま、実は彼女らを登場させたSSを書いたことはあるのだが、出来が気に入らず、没にしてしまったのだ。
というのも、私が描くキャラというのはすべて暴走してしまう(汗)ので、蓉子と江利子はキャラ的に書き辛い部分があるのですよ。蓉子の場合は暴走させるより、やはり物事を治める側に回した方がそれらしいし話も締まりますしね。それに蓉子を暴走させてしまったら、残りの登場キャラすべてがフォローに回らないと、彼女一人に勝てません(笑) 一度、「今日から私は悪い子になります」と山百合会の面々にイタズラを仕掛けるSSを書いたことがあるんですが、蓉子さまGoGoでした。ノンストップでした。無敵でした(笑) 結局自滅させる事でしか話を収束させられなかったので、ありがちな筋になってしまい、没にしたんですね。
江利子さまの場合は、暴走させても聖&蓉子で太刀打ちできますし、由乃んで共倒れにも持っていけます。じゃあ話にしやすいんじゃないかというと、これがそうでもないんですね。そーゆー話に持っていくと光らないんですよ、江利子さま(お凸以外) どうにも美味しい所を持っていけない。ただの狂言回しになってしまうのです。私が思うに、江利子さまは『ツッコミ』役が一番ハマる気がするんですよね。つまり『アンニュイ部分』を軸に据えた方がそれらしいのですよ。以前UPしようかどうか迷ったSSで「飲み屋で酔っ払った聖が江利子と電話で会話する」だけの話を書いたことあるんですが(結局、オチらしいオチを考えつけず没)こんな感じの話でした。
聖「あ、江利子。ちょっと迎えに来てくれないかなあ。ちょっと手持ちが無くなっちゃって」 江利子「・・・何で私が? それにしても酔ってるわね、聖。貴方がそんな風になるなんてめずらしいわね」 聖「! そう! 私は酔ってるの、めずらしいでしょ? うーい、ひっく。あ、こんなところにコモドオオトカゲが!」 江利子「・・・いや、わざわざ私の気を惹くような事言わなくて良いから」
・・・とまぁ、誰かの暴走を冷めた感じでいなす方が、断然江利子さまっぽいんですよ。蓉子と江利子、一見動かしやすそうで動かし辛い。うん、要は二人とも『受ける』キャラなんですよね。誰かが騒いでくれないと話に絡ませにくい。よく同人誌で、蓉子と江利子が「私の出番が無い!」なんて言ってるのを良く見かけますが(笑)、つまりはそういう事だと思うのです。

>ぽんGさま  コメントありがとうございます。妄想は良いですよ。生きる糧になります(笑)