『薔薇ミル』感想・その5

『薔薇ミル』感想・その5 「次のブゥトンたちは武闘派よね」
ロザリオ授受の場面を考えてみる。白薔薇チームは聖・志摩子志摩子乃梨子共に『桜の下』ですわな。授受のきっかけも共に祥子が作ってますね。うん、何となく山百合会の姉妹の授受の仕方は継承するような気がするのですよ。てことは紅薔薇チーム、祐巳瞳子の場合も、祥子・祐巳と同様『マリア像の前』ってのが想像できますな。祐巳の「これ、瞳子ちゃんの首に掛けて良い?」という言葉に、瞳子ちゃんが恥ずかしそうに微笑みながら「お受けします」と応えるのですよ。良いですね素敵ですね萌えますね。今から楽しみですわね。・・・んで、問題は黄薔薇さんチームなんですよ。自分で「継承する」とか言っといて何ですが、『ベッドの上』ってのはちょっと無いだろうなあ、とか思うんですけれども、まぁ無理やり考えてみましょう。
有馬の道場に招かれる令と由乃。「勝負してください、令さま!」 高等部では果たせなかった対決を果たそうとする菜々。しかしそこに「私を無視するなんて、いい度胸じゃない!」と由乃が割って入り、結局は由乃と菜々の勝負に。三本勝負、実力差ははっきりとしていたが、結果は二対一で菜々の勝利。「良い勝負でした」と健闘を称える菜々に由乃は、「・・・私にわざと一本取らせたわね!」と手加減された悔しさから道場を飛び出してしまう。外は雨、悔しさのあまり、傘も差さずに歩き回った由乃は容態が悪くなり、探しに来た令の腕の中に倒れこんでしまう。気が付くと、由乃はヒヨコのタオルを額に乗せてベッドの上にいた。傍らには心配そうな顔の菜々の姿。「・・・すみません、由乃さま」 由乃のプライドを傷つけてしまった事を謝る菜々に、由乃は「自分より弱い人を、姉には持ちたくないよね」と泣き出してしまう。暫しの沈黙後、今度は菜々が激昂する。「誰がそんな事を言いました?!」 感情が昂ぶり、泣き出してしまう菜々。「由乃さまは、自分より弱い妹を持ちたいんですか?」 その言葉にはっとなった由乃は「・・・ごめん。私は自分の事しか考えてなかった」と、ぽろぽろと涙をこぼす菜々を抱きしめると、涙声ながらきっぱりとした口調で菜々に言う。「私の妹になりなさい」
・・・・・・とまあ、こんな感じでどうでしょうかね。ちょっと無理やりかなあ(笑)