まあ、何とか勝ちましたな

まあ、何とか勝ちましたな、ジーコジャパン。試合後半は両チームともグダグダになってましたけど、暑さで緊張感が保てなかったという理由の他に、試合中、終始会場に流れてた歌の所為でウンザリしたってのもあると思う。音響の悪い中、延々と歌ってたもんな。あの場に居た人の中で一番タフだったんじゃない、あのバーレーン人(笑) 何かグダグダな雰囲気と相まって、ご当地ソングが流れる寂れた観光地みたいになってたなあ・・・
で、試合を見た後はすぐに床に入ったわけなんですが、『それ』は寝入り端に突然訪れたわけなんですよ。
・・・・・・何かね、外で誰かが笑っているんですよ。それが聞こえてきた時にはただ単に、「うわ、朝早いなあ、もう起きてるのか」としか思わなかったんですけど、聞いている内に何か変だな、と思い始めたんですよ。だってね、10分ぐらい過ぎてもずっと笑ってるんですから。笑い声が休む事無く響いてくると、うるさいとか言う前に結構不気味ですよ。それにね、何となくですけど、その笑い声は窓の外5mぐらいの所から響いてくるように感じたのですよ。ええ、すぐ近くですね。うん、私が寝泊りしているのは、仕事場の二階なんですけど。
「・・・何か変だよねえ」と、私はおそるおそるカーテンと窓を少し開けて、外の様子を窺いました。もう日も高くなってきてるので、午前も4時をまわると外は薄ぼんやりと明るいですから、そこに何があるかは確認できるんですけど、結果から言うと何もなかったし、誰も居ませんでした。・・・でもね、まだ聞こえてるんですよ、笑い声。延々と笑ってるんですよ。
それから私がどうしたのかと言うと、思い切って窓を開いて、見えない誰かを威嚇したり、正体を確かめる為に外に出てみるなんて事はせずに、そのまま布団に入って寝ました。うん、だって眠かったし、向うは楽しそうだから、邪魔せずにほっとこうと(笑) 結局、あれは何だったんだろうなあ、と一夜明けた今も不思議なんですけども、一つだけ確信している事があります。
「・・・もし、あれが幽霊だったとしたら、たぶんバーレーン人だな」