今日の戯言

スイートプリキュア♪』第4話 「モグモグ! 奏が見せる気合いのレシピニャ♪」 感想。ゆりゆりの巻。若しくは……いや、それ以外云い様が無いな。聖歌さんの髪の色が落ち着いたとかそれぐらいか。1話じゃ金髪だったもんな。つーか画はあったのに儀武さんは? それはともかく今回の内容は、近々開催されるケーキコンテストに向けて、試作に余念の無い奏と試食に躊躇の無い響。優勝すれば、そのままプロのパティシエにも……と、コンテスト用の“派手で目立つケーキ”作りに燃える奏でしたが、響は“ケーキは美味しく食べられれば良い”と反応は淡白です。そんな中、コンテストの審査員であり、奏の憧れのパティシエ・山口ヨウコに変身したセイレーンは、偶然を装い奏に接近した後、コンテスト用にと“黒いケーキ”の作り方を指導したり、響を指して「貴方のケーキの素晴らしさが分からないのは、才能に嫉妬しているだけ」と吹き込んだり、このコンテストを利用して2人の仲を裂き、プリキュアに変身できないよう画策するのでした…………って、何か妙に懐かしいような話の展開でございますわね。云っちゃなんだけどちょっと古い感じとゆーか、往年の魔女っ子的な匂いも若干致しましたわ。うん、つーかマイナーランドの面々が、如何にも『魔女っ子メグちゃん』に出てきそうな感じだよなwと個人的に思ってるからだけかもしれませんが。んでもって翌日、教えられた“黒いケーキ”を作った奏は、自信満々に響に試食してもらいますが、「正直、美味しくない」と感想は芳しくありません。それを聞いた奏はセイレーンの思惑通り、本当の友達なら認めてくれるはず、響は自分の才能に嫉妬しているんだと怒り出し、その場から立ち去ってしまいます。つーか奏って、怒るとすぐ「もういいっ!」ってその場から走って居なくなりますわよね。ちびま○子ちゃんみたい。んで更に翌日、昨日の口喧嘩を引き摺ったまま気まずい2人ですが、ここで響さんが女を見せてくれます。無言で部室へと歩を進める奏の背中に向かって、己の想いのすべを熱くぶつけます。

「私、奏には嘘なんて吐いてない。私、奏のためなら、ケーキ100個でも200個でも食べる。美味しかったら美味しいって云う。そうじゃ無かったらそう云う。私はコンテストの審査員じゃないけど、小さい頃から奏のケーキ、誰よりも食べてる。奏のケーキの一番のファンは、私だから!」

あまずっぺー、あまずっぺーよ響さん。そのあまずっぺー独白後、手持ち無沙汰な感じで握ってたテニスラケットを、空手の残心の様に振り構えて「じゃあね!」と去ってくとこも素敵でございましたな。その後、部室で「何なのよ、響は」とぷりぷりしながらケーキを作る奏ですが、出来上がったのは例の“黒いケーキ”ではなく、“普段自分が作っていたいつものケーキ”なのでした。「響はケーキの事なんて何も分からないくせに」とぼやきつつも、やはり奏も本当は“響の笑顔が見られるケーキ”が作りたいようです。計画の頓挫にいらつくセイレーンでしたが、奏の作ったケーキの中に音符を見つけると予定変更、そのケーキをネガトーンにして暴れさせます。そんなこんなで絶対に許“せ”ないつって、プリキュアに変身して、どかーんつって、ぼかーんつって、お腹がぐーって、ネガトーンどーんって、音符がファーって、その他諸々くるっと平和解決。ネガトーンにされたことで、奏のケーキは形が崩れて見栄え悪くなってしまいましたが、そんなケーキでも響は「やっぱり奏の作ったケーキは美味しい」と気にせず完食するのでした…………ってな感じでございましたが、いや今回はゆりゆりだったね。素晴らしかったね。たぶん私、TVの前でニヤニヤしてたね。その顔を写真に撮られてたら、おそらく腹切るね私。それにしても毎回云う様ですけど、本当に今作こそが原点回帰よね。諍いと仲直りを経て、2人の絆とプリキュアのパワーが強くなっていくってゆーね。うん、『フレッシュ』や『ハートキャッチ』を否定する気は1ヨクトメートルも無いっすけど、「強くなりたい」って云って頑張って強くなるんじゃなくて、単純に“ふとした拍子に強くなる”で良いのよね。特に私ぐらいの世代、“ジャンプ理論”が根底にある人間には、それがしっくり来るからねえ。さて次回のお話は……またケンカすんのかいw