今日の戯言

高島屋」は大丈夫なのかしら。高島屋さん。若しくは「よっ! 高島屋!」とかなら大丈夫か。○井今井のバックに付いて欲しかったなあ。あのバラの包装紙が好きだったのよ。私はガキん時に下総から常総の方に住んでたんすけど、一番近所にあったデパートが高島屋だったのよね。あ、そー云や一昨年の暮れに、知り合いからお歳暮で「高島屋のギフト」が届いたんすけど、何か包装紙のデザインが変わってましたわね。バラはバラなんだけど、何か色とか微妙に雰囲気が違う気がする。昔の方が好きだったなあ。あと井村屋さんとか情報ライブ・ミヤネ屋さんとか石屋さん製菓ならOKね。それはともかく、こないだ馴染みの床屋さんに行った時の話なんすけど、まぁ「いつもの通りに」とオーダーして、シドニーオリンピックの開会式で日本代表団が着てたアレみたいなのを着て、髪を切ってもらってる間、椅子の上でうとうとしてたんすけど……途中で何か店内の雰囲気が変わったんすよね。急にどよってゆーか、切羽詰った感じとゆーか、何かちょっと空気が重たくなったわけなんですよ。まぁうとうとしてたんすけど、さすがにそこは目を覚まして、「何が起きた?」と鏡越しに店内を見渡したんすね。うん、どうやら……そこの床屋さんで飼ってた犬が寿命を迎えたらしいんですよ。「今朝は元気だったのに」とか「ちゃんとご飯を食べてたのに」とか、隣のお客さんに細々と語っている店員さんを横目で見ながら、うん、「これは何かアレだぞ」と思った私は椅子の上で再び目を瞑りました。俗に云う「狸寝入り」とゆーやつを敢行したったんすけど、散髪も着々と進み、「じゃあシャンプーするんで」の言葉で目を開けて頭を洗ってもらう体勢を取って、うん、しゃわーっとお湯を掛けられながら…………「…実はあの犬はね」とまぁ、気持ちは分かりますが的な語りが入ったわけですよ。まぁ分かりますよ。状況が状況ですから、その犬が儚くなった直後、数分間私もほっとかれた場面とかありましたから、とりあえず事情を説明してくれてたのは分かりますよ。でも顔剃りをしている最中にしてくれる話では無いんじゃないかな、と。手に剃刀。うん、落ち着いてってゆーね。手に剃刀。何かこーゆー場面、昔のドラマか何かで見たぞ。手に剃刀。こちとら喉元超無防備。何処かで見たぞ。あのなめし皮で剃刀をじゃーこじゃーこやりながら、BGMにサックスの不協和音が流れてるような場面見たぞどこかで。范文雀とか出てたような気がする。…えぇと何だろう。こーゆー時、何て云えば良いのわたくし。「へるぷ!!」とかかな? まぁ何とかその後、散髪し終えた私は当たり前に普通に従来通りに店を出て帰途に就きました。いやしかし、何だったんだろう? この微妙なサスペンス感。しかも火曜じゃなくて土曜風味の。主演は橋爪功じゃなくて伊東四朗チックの。いやホントに何とも云えない空気でございましたわ。ただ単に髪を切りに行っただけなのにねー。