今日の戯言

まぁ私は学生時分バスケ部だったんすけど、その入部した理由っつーのは、当時流行っていた『スラムダンク』に影響された……わけでは特になく、どっちかっつーと『月の夜 星の朝』の方に感化された所が強いかもしれないですわ。あーゆーときめく再会を期待したりなんかしてねー。まぁ私は4歳の時に誰かと何かを誓い合った事は無かったんすけどもー。あと『おきゃんでゴメン』も面白かったなあ。うん、バスケの漫画と言えば、私の中では井上雄彦氏よりやっぱ本田恵子氏なわけですよ。でまぁその本田恵子氏の作品で『お江戸はねむれない!』っつー作品があるんすけども、その中で高尾っちゅー女性キャラが個人的に一番好きだったんすね。まぁ詳しいキャラ説明は省きますけど、色々あって葛藤の末に改心して幸せを掴みかけたんだけど……って、そーゆー方なのですよ。退場の仕方があまりにもあまりにもで、読後はかなり凹んだのを覚えてますわ。んで、話は今朝の『FP』24話の感想に繋がるんすけども、うん、イースの立ち位置がね。ぱっしょんぽじしょんがね。この高尾さんと若干被ってるんで少々不安だったんすよね。まぁ子供向け作品で……ってのは無いでしょうけど、やっぱイースには泥々した負の感情の海で喘ぐよりも、素直に目の前にある幸せを掴み取って欲しいですしね。さて、どーゆー風にせつなの心を開かせるかと思って観てたんすけど、うん、確かにラブの家族たちに幸せを分けてもらって…って所もありましたけど、個人的にはウエスターさんの存在が大きかったと思いますわ。まぁ彼自身の気持ちの切り替えって意味も当然あっただろうけど、騒ぎを起して引っ張り出したイースに対して「ハッキリ白黒つけろ」と今此処にある現実を突きつけた所もあると思うんすよね。23話で蘇ったイースに「お前はこっち側なんだ」とその揺れる存在を真っ先に定めようとしたのも彼ですし、例のカードで傷ついたイースを憎まれ口を叩きながらも気遣って居ましたし、以前から「チーム」を意識した発言もしていましたしね。うん、彼はちゃんとイースを一個人として“認めて”いたんですよね。せつながイースだったんだ、とラブは瞬間凹みましたけれども、どーゆー姿になろうとも「仲間だろう」と全然ぶれなかったのがウエスターさんなんですよねえ。今回、パッションとの戦いの途中で「完全にイースを敵として認めた場面」は、ちょっと観ていて切なかったなあ。せつなよりもむしろ、ウエスターさんの方が「人間らしさ」としては上なんですよね。それでいて自分はラビリンスの一員なんだとしっかり自覚しているから、ある意味“最強の敵”って気も致しますわ。やっぱ良いキャラだよなぁウエスターさんw