今日読んだ本

『乙女ケーキ』(タカハシマコ) うん、この方と野火ノビタ榎本ナリコ)さんの作品は、結構前から大好きで読んでるんすけど(『エヴァ』の合同本持ってたんだけど、引越しの時にどっか行っちゃったんだよなあ)、「痛み」の描き方が似ているようで全然違うんすよねー。それはともかく、個人的にこの方の描く「少女」はめがっさ好きなのですよ。うん、どう言葉で表現したらいーのか悩みますが……うん、「ラムネのビー玉みたいな少女」って感じかしら? キレイなんだけどよく見たら少し歪で、透明なようで完全な透明でもなく、ゆらゆらと儚げなんだけどカチリカチリと音がするみたいな? この巻収録の作品ではないですが、「やさしくしたらやさしくしてくれるの? やさしくするってどうしたらいいの?」ってゆー少女の台詞があるんですけど、「それ」がこの方の作品全体に流れるテーマっぽい感じが致しますわねー。うん、この巻では「夏の繭」が一番好きですかね。この作品って「逆から読んでいった方が面白い」と思うのですが如何か。一コマ目がすべてを説明するコマですしね。