今日の世知辛

PENICILLINが所属していた音楽事務所が、バンドメンバーらが移籍前に楽器や衣装を無断で持ち出したとして、約2300万円の損害賠償を求めていた訴訟があったみたいですわね。でまあ、今日の判決で東京地裁は、メンバーに約230万円の支払いを命じたらしいんですけど、その賠償金の判断理由が「“時代のせいか音楽が評価されず、当初ほどの人気が全くない”というメンバーの供述を基に、購入当時の価格で売れるとは考えられない」って事みたいなのですな。何かこう、色々と辛いですわね。メンバーも事務所も自暴自棄っぽい言い分ですものね。蜜月な関係の時もあっただろうになあ。……つーか、裁判官もひどい事を平気でさらっと言いますわよね。以前、「馬と鹿を間違えた」ってゆー“ウマシカ”な人たちの事件がありましたけど、あの時の判決も牧場側の損害賠償額に対して、かなり低めに賠償額を見積もった時にも、「ま、いくら親が凄くても、競走馬は走ってみないと分からないから。オグリワンはまだ良い方だよ」みたいな事を大人の言い方で言ってましたしね。それにしても人間、お金が絡むとどうにもおかしくなって世知辛いですなあ。