有機起源説

そうか、やはり有機起源説が有力なのかあ。石油は有限なのだなあ。プラスチックや発泡スチロールが高価になる日が来るんだろうなあ。蛇口を捻ったら出てくるような時代は終わりなんですかねえ。・・・・・・蛇口と言えば、21世紀に入って5年が過ぎようとしているのに、一向に蛇口からジュースが出てくる気配が無いのだが。チューブ式の高速道路も出来て無いし。

ちょっと興が乗ったので、石油の有機起源説について調べてみた。しかし、拙サイトは“マリみてサイト”であるので、説明しながら何とかそちらに話を持っていきたい。

有機起源説が有力なのは、昨日の日記にコメントを頂いたので、そちらを参照してもらいたいのだが、少々説明を付け加えるとするならば、説の決め手となったのは、石油の成分の中に「ポルフィリン」という有機化合物が含まれていた為なのだ。ポルフィリンは、生体内の化学反応によってつくられる物質である。そう、ポルフィリンとは生物起源の物質なのだな。つまりはプランクトンの死がい=石油の元という式が成り立つわけだ。
このポルフィリンってのは生理的に重要なものが多くて、赤血球のヘモグロビンや葉緑素クロロフィルなどはこのポルフィリンが元になっているらしい。あと最近、名前をよく聞くコエンザイムB12ですが、これもやはりポルフィリンを元とし、赤血球に含まれるシアノコバラミンビタミンB12)の中心となっているとある物質に配位しているCN-のかわりに、アデノシンが結合したものなのですな。んで、そのシアノコバラミンの中心となっている物質は何かというと、コバルトなんですね。
うん、コバルトって言えば『マリみて』よね!(すんごい無理やりなオチ)