函館〜札幌

北陸、東海を過ぎ、15日に函館入りである。ここでも人と会う約束があったので一泊したのだが、翌16日は父と私は別行動であった。というのも、母と妹が私用で函館を訪れていたので、父はそこに合流して函館観光、私は正直、函館には朝市以外興味が無かった(トラピスト&トラピスチヌクッキーを同時に購入できる場所として重宝している)ので、札幌の友人の元に遊びに行く事にしたのだ。「旧交を温めてくる」とカッコ良い事をぬかしたのだが、ま、要は同人誌漁り(笑)だ。札幌には『メロンブックス』に『とらのあな』、『羅針盤』に最近出来た『まんだらけ』がある。素敵だ。パラダイスつーか、ガンダーラである。同人誌購入用に調達した資金、20万+クレジットカードを握りしめ、私は意気揚揚と札幌に向かったのであった。

さて、函館駅から北斗星5号に乗るのだが、ここでは注意しなくてはならない点がある。重要点だ。コーションつーか、アテンションである。そう。喫煙車両(1号車)の指定席を買わなくてはならないのだ。函館から札幌までは急行に乗っても3時間半は掛かるので、とてもじゃないがその間タバコを我慢する事なんざ出来やしない。思えば今回の出張は「どうやってタバコを吸うか」が悩みの種であった。羽田空港では『とらや』のテナントより狭い喫煙ルームで、見知らぬ人と「邪険にされ過ぎですよね」と会話しながら、実に窮屈な喫煙しか出来なかった。新千歳空港では4Fの一番奥にある、つまりは空港の入口から最も遠い場所まで行かないと喫煙できなかった。冗談じゃない。我々喫煙者は、非喫煙者よりも多く税金を払っているというのに、どうしてこんな肩身の狭い思いをしなくてはならないのだ。床は大理石、ふかふかとしたソファー、冷暖房完備。ワインやビールなどのワンドリンクサービスがあって、綺麗なお姉ちゃんがおしぼりを持って来てくれる、とまでは言わないから、せめてもう少しスペースを取ってくれないかな。
とまあ、結構イライラしていたので、同人誌漁りに付き合わせた友人にはえらく迷惑を掛けた。この場を借りて謝っておこう、すまぬ。・・・うん、まあ、コミケ会場でもないのに、同人誌50冊は買い過ぎだったと思う。でもでもでも(志穂風)林家志弦さんのマリみて本も、しまーしまーと手に入ったし、中々見つからないので半ば諦めかけていた、HASIRE!さんの『GO ON STAGE』も入手した。うむ、良い買い物であった。

つーか私、何しに出張したんだか(笑)