北陸にて

取引先との会議なわけですよ。北海道から北陸へ。うん、出張とは言え旅行なんだから、もう少し暖かいところに行きたかった、なんてゆーのは冗談ですけども。
んでまぁ、その会議での私の役回りは、向うの営業部の人たちとうちの父親が腹の中を探りあいながら話しているその横で、商品の製造過程の問題点とか細部を補足するだけなので、暇っちゃあ暇なんですよね。んなわけで私は不謹慎にも、会議の内容より窓の外から見えた『××宣教教会』っちゅー建物に気を取られてました。だって瓦屋根なんだもんよ。何か違和感と言うか、乃梨子がはじめて『薔薇の館』を見た時も、こんな心境だったのかなあ、なんて思ってみたり(笑)

しかしまあ、何と言いますか、お金の話は胃が痛くなりますね。昼は会長さんも交えて食事ですよ。早く結婚しろとか言われるわけですよ。胃が痛くなりますね。夜は夜で付き合いで、お酒を飲みに行くわけですよ。しかも一番若いからってんで、カラオケとか歌わされるわけですよ。選曲が中々に難しいところで胃が痛くなりますね。まさかプリキュアのOPとか、十八番である『絶対運命黙示録』なんて歌うわけにいかないし、第一バーにそんな曲置いてあるわけないし、で、結局小林旭の『熱き心に』を歌ったわけなんですが、営業部のある人の十八番だったみたいでしてね。「結構うまいじゃないか」とか褒めてくれましたけど、胃が痛くなりましたね。いやはや。